- うつる
- I
うつる【映る】〔「移る」と同源〕(1)形・色・光などが, 他の物の表面に現れる。 映じる。
「夕日が窓に~・る」「岸の花が水面に~・っている」
(2)スクリーンやテレビなどに, 映像が現れる。「テレビがよく~・らない」
(3)調和する。 つり合う。 似合う。「白いケープがよく~・る」
(4)人に, そのような印象を与える。 映ずる。II「彼の態度は大人たちには生意気に~・った」
うつる【移る】(1)人や物が, ある所から別の所へ動く。 移動する。 移転する。「本船からボートに~・る」「大阪から京都へ~・る」「住まいを~・る」
(2)人や組織の配置・地位・職務などが別のものに変わる。 転ずる。「庶務課から人事課に~・る」「うちの大学も郊外に~・ることになった」「もっと給料のいい会社に~・りたい」「定年を前に会社を~・るには決心がいる」「都が奈良から京都に~・る」
〔「都がうつる」は「遷る」と書く〕(3)関心の対象が別のものに変わる。 転ずる。「はじめは古代語に関心があったが今は現代語に興味が~・った」「目が他に~・る」「心が…に~・る」
→ 情が移る(4)色・香り・火などの一部が他の物に付着して離れなくなる。 しみつく。「ジーパンと一緒に洗ったらシャツに色が~・ってしまった」「香りが~・る」
(5)病気などが他人に伝染する。「長男のはしかが次男に~・る」「君のあくびがみんなに~・った」
(6)(火事で)火が少し離れた他の物に及ぶ。 燃え広がる。「火が倉庫に~・る」
(7)次の段階, 動作に進む。「式典を終え祝賀会に~・る」「組み立てを終わって調整に~・る」「話は別のことに~・った」
(8)時が経過する。 やや文学的な言い方。「時が~・る」「星霜(セイソウ)~・り人は去り」
(9)時が経過して色などが衰える。「花の色は~・りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに/古今(春下)」
〔「移す」に対する自動詞〕‖可能‖ うつれる移れば変わる時とともにすべてが変わる。 世の中の推移の激しいさまをいう。「~世の習い」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.